「研究問題メーリングリスト」では、日本の学術研究のあり方を考える特定非営利法人(NPO法人)を立ち上げようと準備をすすめています。 先日、NPO法人設立準備委員会の会議があり、NPO法人化について議論してきました。
NPO法人で何を目指すのか…若手研究者の待遇改善を訴える圧力団体になる?
確かに、研究問題を考えるときに、待遇改善を訴えていくことは重要です。しかしそれ以上に重要なことがあります。キーワードは「研究における知の開放と共有」です。
科学政策作成に現場の研究者の意見や社会の意見が生かされていないのはなぜか?科学研究に社会の関心が向かないのはなぜか?大学院生の経済問題を訴えても支持されないのはなぜか?大学、アカデミアが企業や社会から不信感を持たれているのはなぜか?
そうしたことを議論しているうちにたどり着いた結論が、研究者、行政、市民など、様々な集団のなかに、研究の知~研究成果だとか、研究に関する関心だとか、情報要望、その他様々なもの~が局在化していて、共有されることが少ないからではないかというものでした。
研究の知を、閉ざされた集団から開放して、立場の違った人々が共有することにより、「知の時代(Knowledge-based Society)」(文部科学省が使った表現)をめざすというのが、私たちのコンセプトです。
今設立企画書を作成しています。4月までには公表したいと思っています。もし私たちの活動の方向性に共感頂けましたら、ご支持ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
まだまだ小さな企画ですが、日本の研究をもっと社会に生かされるものに変えたいという理想だけは負けないつもりです。行政と敵対するような形の団体になるつもりは一切ありません。
詳細は追ってご報告いたします。