SSAの今後

 2020年になりました。サイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)設立10周年の年を迎えます。

 2018年に一般社団法人科学・政策と社会研究室(カセイケン)を設立し、メールマガジンの発行や、選挙時の政策比較等はカセイケンに移管しました。

 SSAはどうあるべきか、この正月考えました。友人の難波美帆さんが名付けてくれたサイエンス・サポート・アソシエーションという名前をあらためて考えると、サイエンス・サポーターのアソシエーション、結社という意味があるのではないかと思うようになりました。

 サイエンス・サポーターは、全米科学振興協会(AAAS)のページにも明記されています。

 AAASの会員募集ページをみると、

AAAS membership is open to all — whether you’re a career scientist, engineer, student, or passionate champion for science, you belong here. We’ve been the home for scientists and science supporters since 1848.

となっており、設立当初からサイエンスサポーターがメンバーだったことが分かります。

 ところが、日本ではいまだ地位を獲得したとはいえないのが現状です。そこで、科学者や科学界から理解されていないサイエンス・サポーター、すなわち科学ファンや科学をサポートする職業(ジャーナリスト、報道、編集、URA、知財、法曹、NPO、研究倫理教育、科学コミュニケーター等)、STEM(STEAM)教育関係者、在野の研究者などの交流促進、双方向コミュニケーションや、サイエンス・サポーターに対する情報提供、あるいは科学者からサイエンス・サポーターになりたい人たちのトランジションを支援するといったことをやっていくべきだという考えに至りました。

 これはカセイケンで行ってもよいのですが、より身軽に、臨機応変に行うために、カセイケン理事の合意もとりまして、榎木英介個人の活動、ソロプロジェクトとすることにしました。

 カセイケンとの関係は、サザンオールスターズと桑田佳祐さんの関係みたいな感じでしょうか。

 活動内容はまずはFacebookグループでの交流から始めます。noteやYahoo!ニュース個人等での情報発信も強化したいと思います。

 Facebookグループは、私の考えに強く賛同してくださる方に加わっていただけたらと思っています。できる限り対面でお会いした方との交流をしたいと思っていますが、参加ご希望の方はご一報ください。

 カセイケンもSSAも、「知を駆動力とする社会をつくる」というミッションは共有しています。カセイケンともどもどうぞよろしくお願いいたします。